【ロミオ&ジュリエット】
バズ・ラーマン監督
レオナルド・ディカプリオ、クレア・デインズ出演 1996年製作
オーストラリア出身の監督、バズ・ラーマンの作品。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」、古くから語り継がれてきた大作をレオナルド・ディカプリオを迎えて現代風に映画化しています。
舞台はブラジル、ヴェローナ・シティ。そこではモンタギュー家とキャピュレット家という二大財閥が幅を効かせていました。親友の誘いでキャピュレット家のパーティーに潜り込んだモンタギュー家のロミオはキャピュレット家の一人娘、ジュリエットと出会い、そうとは知らず恋に落ちます。二人は相思相愛となり結婚を誓い合いますが、それを機に牽制し合っていたモンタギュー家とキャピュレット家の激しい抗争の幕が切って落とされることになります。
ヴェローナ・シティというのはブラジルにあるという海のそばの架空の町の設定で、登場人物たちはアロハシャツを着ています。アロハを着た若き日のディカプリオがsword(剣)というメーカー名の書かれた拳銃を手にビーチを暴れまわる。その美しい勇姿を観るだけでも楽しめます。現代版ジュリエットはクレア・デインズで可愛らしい衣装に身を包みとてもチャーミングです。
海やプール、色鮮やかな熱帯魚が泳ぐ大きな水槽など、光を反射させて輝く水のゆらめきが恋に落ちる若い二人を瑞々しく描いているのが印象的な美しい作品です。テンポもよく音楽も楽しい。120分は本当にあっという間に過ぎます。
【この映画にまつわる個人的なコラム】※読まなくても可。笑
バズ・ラーマン監督は「ムーラン・ルージュ」という映画が大好きです。古典的なテーマを素敵な俳優さんや豪華な衣装、現代の音楽で映画をデコレイトします。すごく楽しい映画です。このロミオ&ジュリエットもアクションが楽しくとてもオススメです。
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