【ジェイコブス・ラダー】
エイドリアン・ライン監督
ティム・ロビンス主演 1990年製作
監督のエイドリアン・ラインはイギリスの人で、「ナインハーフ」や「危険な情事」などが代表作です。トーン暗めで光と影を上手く使った怪しい雰囲気の作品が多いように思います。
この作品、「ジェイコブス・ラダー」はベトナム戦争の帰還兵が経験する、ニューヨークでの奇妙な出来事を、悪夢か現実か不明瞭な様子で描いています。それが夢かうつつかは最後まで観て理解できるようになっています。起こる出来事が象徴になっていて最後まで観て理解ができれば「はーなるほど」となるわけです。ジャンルはサイコ・スリラー、構成も面白い映画です。ちなみに「ジェイコブス・ラダー(梯子)」は旧約聖書のヤコブの梯子を意味するそうです。テーマは読み解くとかなり深い作品です。
主人公を演じるのはティム・ロビンス。その息子役、「ホーム・アローン」のマコーレー・カルキンを観れるのも懐かしくていいです。
【この映画にまつわる個人的なコラム】※読まなくても可。笑
夢かうつつか分かりづらい映画シリーズ。
・ジャン・ジャック・ベネックス監督「青いドレスの女」
・アレハンドロ・アメナーバル監督「オープン・ユア・アイズ」
・デヴィッド・リンチ監督「マルホランドドライブ」
どれも好きですが、オープン・ユア・アイズのペネロペ・クルスは可愛すぎるので必見です。
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