【I'M NOT THERE】
トッド・ヘインズ監督
ケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、クリスチャン・ベイル、リチャード・ギア出演
歌手ボブ・ディランの半生を六人の俳優たちが演じます。監督はアメリカのトッド・ヘインズ。構成も面白いです。
多才でアウトローなボブ・ディラン。彼のあらゆるワークやその背景を切り取ってケイト・ブランシェット、ヒース・レジャー、リチャード・ギア、クリスチャン・ベイル、マーカス・カール・フランクリン、ベン・ウィショーの六人がそれぞれ味のあるボブ・ディランを披露。ボブ・ディランにそう詳しくなくても、華やかな俳優陣を観るだけでも楽しめます。
特に、ケイト・ブランシェットが見どころだと思います。唯一女性でボブ・ディランを演じます。その格好良いこと!実物のディランよりも格好良いんじゃないかってくらいです。ケイト・ブランシェットはこの役で、ヴェネツィア国際映画祭で女優賞を獲っています。一見の価値あり、です。
六人によって語られるエピソードからボブ・ディランという人物を浮かび上がらせる、という面白い手法だと思います。136分と少し長めですが、入れ替り立ち替りの、ひと味違うボブ・ディランを観ていたらそんなに長さは感じないように思いました。ちょっと切り替わりが不明瞭で、観てる側の整理や前知識は必要かなとは思いますが、お奨めです。
【この映画にまつわる個人的なコラム】※読まなくても可。笑
ケイト・ブランシェットが好きです。
凛とした容姿も、色んな役にチャレンジするところも大好きです。印象深いのは「Coffee and Cigarettes」という映画の中で演じた一人二役。すごく素敵です。彼女の幅広さ、ぜひご覧ください!
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