today's movie column … 【Good Will Hunting】

【グッドウィルハンティング/旅立ち】
ガス・バン・サント監督
ロビン・ウィリアムス、マット・デイモン出演
 監督のガス・バン・サントという人はアメリカの監督さんです。社会派な作品が多いように思います。この映画の脚本は俳優マット・デイモンとベン・アフレックによる共作だそうです。その脚本が注目され、アカデミー賞を受賞しています。

 あらすじはこんな感じです。
 幼少期にトラウマを背負ったマット・デイモン演じる孤児のウィル・ハンティング。たびたび警察沙汰の事件を起こしたり品行方正とは言い難い日々を過ごしていました。
 マサチューセッツ工科大学で清掃員の仕事をする彼、ふと掲示板に書かれた数学の問題が目に入ります。興味引かれた彼はすらすらと誰も解けなかったその問題を解いてしまいました。 彼に好奇心を持った教授は素行の悪い彼を更正させようと心理学者を紹介します。ロビン・ウィリアムス演じるショーンです。ショーンもまた愛する妻を失ってから生きる意味を見いだせない日々に悩みを重ねながら過ごしていました。最初はカウンセリングもままならない状態でしたが回を重ねながらやがて打ち解け、心の深部でお互いの抱える闇を受け入れてゆきます。

 「ほんとは」天才少年がトラウマによって頑なに閉ざした心を周囲の助けを得て開け、自分の人生を能動的に生きることができるようになる。シンデレラボーイのような話で分かりやすいストーリーだけれど、気がつけば主人公のウィルに感情移入してしまいます。彼の内面の成長のプロセスを自分の経験にシンクロさせたりして。対峙する大人、ロビン・ウィリアムスの存在がさらによいです。傷を持ちながらもウィルに手を差し伸べる素敵な大人の見本です。

【この映画にまつわる個人的なコラム】※読まなくても可。笑

 以前、産業カウンセラーの講習を受けたことがあります。その時にカウンセリングの勉強に、と観てみた映画でした。ここで出てくるカウンセラー役のショーンという人のやるカウンセリングは型通りではなく、勉強にならんやんと思いましたが、カウンセラーという立場の人がすべきことがなんとなくわかりました。

人を助けようと思ったら自分も助けないといけない、自分が、人を助けることによって助けられているだけではだめだということ。人と一緒にそれぞれ自分のために努力をすること、人と人として対等に存在することを認めること。その姿勢が伝わって信頼関係が生まれるんだと思います。

ってなんのはなしでしたっけ。

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