【サニー 永遠の仲間たち】
カン・ヒョンチョル監督
ユ・ホジョン主演
2011年製作
「過速スキャンダル」というデビュー作で大ブレイクを果たした韓国の若手監督、カン・ヒョンチョルという人の作品です。
ナミは夫と高校生の娘に恵まれ、主婦として平凡だが幸福な毎日を送っていました。そんなある日、彼女は母の入院先の病院で高校時代の親友チュナと思わぬ再会を果たします。25年ぶりに再会したチュナはガンに侵され、余命2か月と宣告されていました。チュナの最後の願いはかつての仲間たちと会うこと。当時流行っていたバンド「ボニーM」の曲から名付けたSunnyというナミたちのグループのメンバー七人を集結させるためにナミは仲間たちの行方を探しを始めます。
70年代から80年代のヒットナンバーに乗せて過去を遡り、爽快に現在へと彼女たちを繋げます。
女子高で出会った彼女たち。学生運動の時代に鼻息荒い少女たちの青春時代の日々が熱く描かれ、四十代を迎えた彼女たちの現在と交互にシーンを織り交ぜているのがとても効果的です。Sunnyのメンバーひとりひとりのキャラクターがとても丁寧に魅力的に描かれていて疾走感溢れる展開で笑いも涙もたっぷりあるとてもキュートな大人の青春映画です。
【この映画にまつわる個人的なコラム】※読まなくても可。笑
一度観てからとても良い映画で心に残っていました。もう一度観たいなあと思いつつこのコラムを書くべく調べてたら、なんと邦画でリメイクされるとのこと。「モテキ」の大根仁監督で篠原涼子が主演。日本版はどんなふうになるのか想像できませんが、なんとなくオリジナルの方がやっぱり良いような結果になるような気がする。。(^_^;)
いわゆる友情モノ、学園モノ、でイメージは想定内なのですが、演出がとてもいいのと登場人物それぞれのキャラクターが非常に魅力的で楽しい空気感の中に身を置ける心地好さが想定以上なのかもしれません。おすすめです。
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